いつから? 初めて彼のことを知ったのは98年10月。
それから半年後の4月9日に磯野テルオ氏のライブを初めて見ることになるのです。
偶然が続いた極めて個人的な半年間の話。
初めて彼のことを知ったのは98年10月。
「名もない星座たち」をリリースしたデビュー直後。
多分、お昼過ぎだったと思う。
私はいつものようにFM802を聞きながら営業車を運転していた。
金曜日。H氏の番組だ。
「面白いオトコが来ました」…確かそんな紹介のされ方だった。以前その番組で彼の曲がオンエアされたらしく、
彼は律儀に番組宛にお礼のFAXを送ったらしい。
それが縁で今日のゲストになったとのこと。
名前は磯野テルオ。
へー、マメな人だわ。なんて思いながら私はちょっと耳を傾けた。
軽く自己紹介をした後に曲が流れる。へー、いい声じゃん。
こういう音楽との出会いがあるからラジオは止められない。
それから「実は特技があるんです」と続いた。そうです、即興。彼の十八番。お題はDJが出した。
確か「タコ焼き(理由:大阪と言えば…ってベタベタやん)」。
内容はもう覚えていないけれど、彼はギターを弾きながら、延々と歌い続ける。
即興だから、少しだけかと思ったら歌う歌う。
しかも、ちゃんとオチまでつけて。
すげー。なんなんや、この人。
運転しながら、意識はすっかりラジオに傾いていた。ところがここで一時中断。得意先に到着してしまったのだ。
野暮用で私は車を降りなければならなかった。
アポを取っていたから、遅れることはできない。
ここが営業のつらいところ(涙)。
ところがたいした用じゃなかったので、早々に切り上げて車に戻る。すると、即興第2弾をまだ歌っていた(笑)。これには笑ってしまった。
面白い兄ちゃん。それが印象。
そんなかんじで、磯野テルオという名前だけは頭の片隅にインプットされた。
(このときの3通の反響FAXにもしっかりお返事を書いたらしい。)次は多分12月のクリスマス。
事前にリスナーからクリスマスの思い出を募集していて、
それを曲にして1時間に1曲ずつ、合計10人にプレゼントという企画。
(当時、このDJ氏は毎週金曜日13時間番組をしていたのだ。すげー。)
そのときの認識は、あー、またこの人出てるわー。ってかんじ。そのあとに、イノトモさんとネストサルーンで番組招待ライブをして、
後日、番組内でオンエアされていたのを聞いた。それから2月。
彼がまたゲストでやってきた。今度は確か夕方。
このときも、私は偶然ラジオを聞いていた。
ほんとに偶然続き。
ミニアルバム「あたたかな場所」のプロモーションだ。すでに「名もない星座たち」「結果オーライ」は耳になじんでいた。
ここでも多分即興をしている(記憶なし)。
で、4月にライブしますとの告知。9日の金曜日か……。しばし考える。
週末だったら行けるわ。そう思って彼のゲスト出演が終わったら、ぴあに電話をした。
当然、運転中。あぶないねえ。
チケットは難なく入手できた。
この時点で私はまだ、彼の顔を知らない(笑)。
CDも買っていない。でも、ライブ見たいという気持ちがどんどん膨らんでいたのは確か。
こうして4月9日に磯野テルオ氏のライブを初めて見ることになるのであった。そこから先は、言わずもがな。現在に至るわけです。
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